1結論を先に
2価格表(公式のまま)
| エディション | 価格 | 最低ユーザー数 | 最低月額 |
|---|---|---|---|
| Community(セルフホスト) | 無料 | — | €0 |
| Enterprise cloud / Basic | €5.95 / ユーザー / 月 | 25 | €148.75 |
| Enterprise cloud / Professional | €10.95 / ユーザー / 月 | 25 | €273.75 |
| Enterprise cloud / Premium | €15.95 / ユーザー / 月 | 100 | €1,595.00 |
| Enterprise cloud / Corporate | 要問い合わせ | 250 | — |
最低月額は「価格 × 最低ユーザー数」を当サイトで計算したものです(公式表記ではありません)。オンプレミス版も同じ価格体系で、年数をまとめると割引があります(例:2年契約で5か月分無料)。BIM機能は追加で1ユーザーあたり€1.00。ユーロ建てのため円換算は為替で変動します。
小規模チームの現実的な選択肢は、無料のCommunity版を自分で運用するか、誰かに運用してもらうかの二択です。
3無料版で使えない30機能(公式ソースから全件)
「どこまで無料か」は、営業資料ではなくソースコードに書いてあります。OpenProject は Enterprise 限定の機能を ee.features という名前空間に列挙しています。v17.6.0 時点でちょうど30項目でした。
# 取得方法(誰でも同じものが手に入ります)
curl -sfL https://raw.githubusercontent.com/opf/openproject/v17.6.0/config/locales/en.yml
# → YAML の ee: features: 以下が Enterprise 限定機能の一覧
| 分類 | 機能(原文の表記) | 内容 |
|---|---|---|
| 認証・ユーザー管理 | Single Sign-On sso_auth_providers | シングルサインオン(SAML / OpenID Connect) |
| LDAP users and group sync ldap_groups | LDAPのユーザー・グループ同期 | |
| SCIM server API scim_api | SCIM(ユーザー自動プロビジョニング) | |
| Single Sign-On for Nextcloud Storage nextcloud_sso | Nextcloud連携のシングルサインオン | |
| Placeholder Users placeholder_users | ライセンスを消費しない仮ユーザー | |
| 計画・可視化 | Team Planner View team_planner_view | チームプランナー(人別の予定表) |
| Advanced Boards board_view | ボード(かんばん)の高度な種類 | |
| Gantt PDF Export gantt_pdf_export | ガントチャートのPDF出力 | |
| Baseline Comparisons baseline_comparison | ある時点からの変更点を強調表示する | |
| Portfolio management portfolio_management | ポートフォリオ管理 | |
| Customize Life Cycle customize_life_cycle | プロジェクトのフェーズを独自に定義する | |
| 項目・入力のカスタマイズ | Custom Actions custom_actions | ボタン一つで複数属性をまとめて変更する |
| Hierarchies custom_field_hierarchies | カスタムフィールドの階層 | |
| Calculated values calculated_values | カスタムフィールドの値を計算で出す | |
| Edit Attribute Groups edit_attribute_groups | 作業画面の属性グループを編集する | |
| Weighted item lists weighted_item_lists | 重み付きリスト | |
| Work Package Subject Generation work_package_subject_generation | 件名の自動生成 | |
| Work Package Query Relation Columns work_package_query_relation_columns | 関連を列として表示する | |
| 共有・外部連携 | Share work packages with external users work_package_sharing | 社外の人と作業を共有する |
| Project List Sharing project_list_sharing | プロジェクト一覧の共有 | |
| OneDrive/SharePoint File Storage one_drive_sharepoint_file_storage | OneDrive / SharePoint 連携 | |
| Model Context Protocol (MCP) mcp_server | MCP(AIツールからの接続) | |
| Project initiation request project_creation_wizard | プロジェクト申請のワークフロー | |
| セキュリティ・運用 | Antivirus Scanning virus_scanning | 添付ファイルのウイルススキャン |
| Capture External Links capture_external_links | 外部リンクを踏む前に警告する | |
| Internal Comments internal_comments | 一部の人にだけ見えるコメント | |
| Readonly Work Packages readonly_work_packages | 読み取り専用の作業パッケージ | |
| Date Alerts date_alerts | 開始日・期日が近づいたら通知する | |
| Reusable meeting templates meeting_templates | 再利用できる会議テンプレート | |
| Custom theme and logo define_custom_style | 独自の配色とロゴ |
4この線引きが効いてくる場面
5無料版の「本当のコスト」
Community版はソフトの料金がゼロというだけで、動かす費用と手間はかかります。公式の最小システム要件はこうです。
pg_trgm / btree_gist / unaccent が必要- サーバー費:4GBメモリ級のVPSが常時1台
- アップグレード追随:OpenProjectは2026年に35本リリースしています。どこまで追うかを決める必要があります
- バックアップと復旧試験:取っているだけでは足りず、戻せることの確認まで含めて自分の担当です
- メール送信:通知が届かないと使われません。SPF / DKIM / DMARC の設定が要ります
- 英語が残る設定画面:管理画面は74%、個人設定は90%が英語のままです(実測)
6どう選ぶか
25人未満でも、運用ごと引き受けます
Projo は OpenProject を日本語・フルマネージドで提供します。PostgreSQLの用意もアップグレード追随もバックアップも、こちらの担当です。
事前登録するよくある質問
OpenProjectは本当に無料で使えますか?
Community版は無料です。自分でサーバーを用意して動かす形になります。ただし機能のうち30項目は有償のEnterprise限定で、無料版では使えません。ソースコードの config/locales/en.yml の ee.features に30項目の機能名がそのまま列挙されています。
無料版で使えない代表的な機能は何ですか?
シングルサインオン(SAML / OpenID Connect)、LDAPのグループ同期、チームプランナー、高度なボード、ガントチャートのPDF出力、独自のテーマとロゴ、添付ファイルのウイルススキャンなどです。全30項目を本文の表に載せています。
有償版はいくらですか?
Enterprise cloud は Basic が1ユーザーあたり月額5.95ユーロで最低25ユーザーから、Professional が10.95ユーロ(同25ユーザーから)、Premium が15.95ユーロ(100ユーザーから)、Corporate は要問い合わせで250ユーザーからです。オンプレミス版も同じ価格体系です。
5人のチームでも有償版を契約できますか?
できません。最も安い Basic でも最低25ユーザーからのため、5人でも25ユーザー分=月€148.75が下限です。小さいチームの選択肢は、無料の Community 版を自分で運用するか、マネージドサービスを使うかになります。
無料版に必要なサーバーの大きさは?
公式の最小要件はクアッドコアCPU(2GHz以上)、メモリ4,096MB、空きディスク20GBです。この構成で同時実行の少ない利用なら200ユーザーまでとされています。データベースは PostgreSQL 16 以上が必要で、MySQL は非対応です。
Enterprise版を後から足せますか?
Community版にEnterpriseのトークンを追加してアップグレードする導線が製品内に用意されています。ただし最低ユーザー数の条件は変わらないため、25人未満のチームでは実質的に選べません。
出典
- OpenProject 公式リポジトリ(タグ
v17.6.0) — github.com/opf/openproject(取得日 2026-08-03) - Redmine 公式リポジトリ(タグ
7.0.0・2026-06-30) — github.com/redmine/redmine(取得日 2026-08-03) - OpenProject 料金 — openproject.org/pricing(取得日 2026-08-03)
- OpenProject システム要件 — openproject.org/docs/…/system-requirements(取得日 2026-08-03)
- Enterprise限定機能の一覧 —
config/locales/en.ymlのee.features(30項目・タグv17.6.0)
機能名は公式ソースの原文をそのまま載せています。分類と日本語の内容説明は当サイトによるものです。最低月額は「公表価格 × 最低ユーザー数」を当サイトで計算した参考値で、公式表記ではありません。価格はユーロ建てで、2026-08-03 時点の公表内容です。